【アナログ3D】服に適さない素材で作ってみたグルーガンニット

相変わらず変なものを生み出してるヒキノです。

今回は服に適さない素材で服を作ってみました。適さないので着心地はもちろん最悪です!(笑

 

目次

なぜ作ったの?

理由は「なんか面白そう」と思ったからです。僕はいつもその気持ちを大切にしています。そういうところこそ何かあったりします。(なかったりもしますが。

3Dプリンターを前に本で学びましたが今回はあえて手動で!アナログで!製造しております。なかなか時間と労力がかかっています。3Dアナログってアホですね。

 

 

作り方は?

作り方は単純です。グルーガンを使って製作。これだけです。

だいたい90%くらいがグルーガンの樹脂によってできています。

残りは付け合わせ程度に布を使っています。

手順は?

画像のようにグルーガンを出します。 手順は以下の通りです。

模様にそってグルーガンを出すだけ。

1.イラストレーターで編地の模様を描きだし印刷。

(白シャツなどに使われている布は織地(おりじ)、よく着るTシャツは編地(あみじ)です。編地はいわゆるニットと言われているものです。)

2.印刷した1の上にクッキングシートを敷きます。(業務用が幅があって使いやすいです。)

3.ひたすらグルーガンの模様をなぞりながら出す。

4.必要な長さはだいたい10m1本(体部分)と5m2本(腕部分)です。それをひたすら作っていきます。

5.ひたすら編み上げていきます。はじめと終わり、腕と身頃(体部分)の部分はいい感じにつなげて処理します。

6.付け合わせに袖と裾にリブをつければ完成です。僕はハトメをリブにつけてハトメの穴に編地を通しています。

 

どうですか?

作業行程は単純です。実際にやってみると地獄です。腰と肩、腕回りがおかしくなりますがそれはしかたないです。ヘンテコなものにラクはありません。だから誰もやらないんだと思います。

必要な道具は?

道具はほぼ100円ショップで揃えられます。

 

・編地の絵を描いた紙

・クッキングシート

・グルーガン

・グルーガンボンド

・ハトメ

・ハトメパンチ

・お好きなリブ or 布(布屋さんで購入)(リブはトレーナーの袖口、襟元についているよく伸びる布です。ちょっとお高い)


編地を描いた紙とリブ以外は100円ショップに売っています。

材料のコスト自体はそんなにかからない方です。

ポイントは?

ポイントは1回なぞったら裏返して、出したグルーガンの上を再びなぞります。1回だけだと厚みがなくもろくなります。着た時に切れる恐れがあります。それを防ぐ目的で2回必要なんですよ!

感の鋭い方はおわかりだと思いますが10m1本は再びなぞった2回目の厚みを含んだものになります。

つまり、10m1本ではありますが工程としては20m分の作業量になります。そりゃ体もおかしくなりますわ!

録画、youtubeのながら見作業がオススメです。

 

最近はきまぐれクックさんの動画を見ています。魚の捌きがスピーディーで見ていて気持ちがいいです。余談でした。

作業期間は?

作業期間は1か月くらいです。

指も痛くなるので作業効率は下がっていきます。そのため1か月くらいかかったのだと思います。グルーガンボンドがとりあえず大量にいるので、最初のうちにそろえておくのがオススメです。20本入りが15パックくらい必要なので見つけたら即買いましょう。結構人気商品なため、在庫がない場合があります。常にアンテナを張っておきましょう。ちなみに僕はダイソーで半透明タイプを使用していました。

 

実物は?

実物は?

意外ときれいに編めていますね。

同じ編み方を繰り返すだけなので、編むのは数時間で終わります。素材が硬いのでおなか周りに膨らみが出ます。

実物は?

近くでみるとこんな感じです。

実物は?

半透明なので光の加減によって、透明感が出ます。

なんかおもしろくないですか? 

 

まとめ

今回はグルーガンを使って服をつくりました。重いし着づらいし服としては最悪です。布ではないものでの服作りは素材から作るためかなりの時間を必要とします。効率も悪く、ひどく披露します。そのためか、誰も手出しはしません。そのような場所にこそ面白みはあると思ったためつき進めてみました。

変な素材で服を作るときのポイントとしては服の構造に関連づけるということです。今回のグルーガンニットの場合はまずグルーガンで1本の繊維状にします。それをひたすら編み込む。編み込むという工程糸のように1本にする構造はニットを作る場合と一緒です。このポイントを踏まえればいろんな素材を服にすることが可能です。(素材によりますが……

変わった素材に出会ったらまた何か作ってみたいと思います。

ではまたお楽しみに!

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ABOUTこの記事をかいた人

表現家 ヒキノユウタ 洋裁、3D プリンターなど、ものづくりを通して表現活動。ありそうで無いものやふざけた表現を得意としている。 海外のファッションコンテストでファイナリストに選ばれた経験あり。 長く使えるもの、独特な「何かおかしい」に焦点をあてた作品制作をしている。