こんにちは,ヒキノです。(@hikino.yuta)
マスクが見当たらなくて困る日が続いてますね。個人的には花粉症なのでマスク欲しい派です。普通に販売されるのはまだ先のような気がするので、作ることにしました。
この記事は花粉症の自分が超絶フィットするマスクを開発した記録になります。花粉症の方でマスクを作りたい方にオススメです。マスクの作図も添付いたしますので、興味ある方は実際に作ってみてください。
マスクの形状を調べよう
服はよく作りますがマスクは作ったことありません。今まで作る必要がなかったから。でも今回はお店に売って無かったり高額転売やらで入手できないので、作ることに決めました。まずは形を分析しましょう。市場にはいろいろなマスクがありますね。(ありました。)
ウレタンマスク(立体マスク)
出展:Amazon
市販のマスクとしては少し高値なマスク。それがウレタンマスクですね。3枚で600円くらいする高価格帯です。伸縮性の強いウレタン(ストレッチデニムが少し伸びるのもウレタンのおかげ)を使用しているので、伸び縮みし顔にフィットします。花粉をシャットアウトするにはもってこいな形。理想形ですね。
プリーツマスク
出展:Amazon
最もポピュラーなマスクと言えばこのプリーツマスクでしょう。安価で使いやすく万人向け、コスパ最強。プリーツ(折りのこと)を施すことで鼻の傾斜と顎の傾斜にフィット、おまけに形状記憶のノーズワイヤーを使うことで鼻と頬の間にできるスキマを埋めてくれます。
シンプルな構造で製造しやすく、万人が使えます。デザインとしてはかなり優れているマスクですね。最初に考えた人すごい。
ガーゼマスク
出展:Amazon
よくある形のマスク、それがこのガーゼマスク。昔ながらの平面な形、小学校のころ給食当番でよく使っていました。懐かしいですね。シンプルで作りやすいのですが、この平面の形だと隙間ができ外からの花粉は防げません。くしゃみや咳の飛沫は防げるので、給食当番には適してますね。
花粉症の人に適切な形はどれだろう?
花粉症の人に適している形は最初に紹介したウレタンマスクです。いわゆる立体マスクと言われるやつです。ウレタン製の立体マスクは鼻と頬の隙間、顎と頬の隙間この2点をフィットさせ、花粉の侵入を防いでくれます。
おそらく工場で作る場合
1.形にくりぬき
2.センターを熱接着
かなりシンプルな製法。コスパよさそうですね。
実際に人の手で作る場合は
1.裁断
2.真ん中を縫製
3. 2の工程を2枚作り(表面、裏面)上下を縫製
4.耳にかけるゴム紐を縫い付ける
となります。行程は増えますがかなり作りやすいです。
少し問題が…
花粉が防げる立体マスクですが、少し問題があります。それは「個人的にこの形好きじゃない!」ということ。
簡単に作れ,効果的なんですが好きじゃないんです。このセンターに線が入ってる感じが。あと、なんか丸い感じも。
そのため、今回は立体マスクをベースにし、デザインを考えます。デザインの説明も含め解説します。
花粉症デザイナーが作った超立体マスク
上の画像が実際に作ったマスクです。上下に線が入っていますがここにマスクのデザインが集約されています。
まず立体マスクを布で作ると問題が生じます。織られている布は伸縮性が少ないので隙間をうまく埋めることができません。布で作る際意識しないといけないのが鼻、頬、顎の形です。
また一般的なマスクは『顔に添うように』作られていますが、今回の超立体マスクは『鼻、頬、顎の形に添うように』デザインしています。
センターに線を入れず、かつ3点を添わせるためにデザイン線を上下に入れることで実現できました。そのため、ウレタンのような伸縮性がなくても、プリーツマスクのようにノーズワイヤーがなくてもフィットするのです。
また、面(顔)ではなく点(鼻.頬.顎)を意識してデザインしているので、着想時はシュッとした印象になるかと思います。
まとめ
今回は花粉症シーズンなのにマスクが全然売っていなかったので作成しました。自分も花粉症なので実際に使えるマスクになりました。
ポイントは面ではなく点でとらえデザインしていくこと。そうすることで、隙間を減らしフィットするマスクができあがります。点をとらえデザインすることでウレタンのような伸縮性やノーズワイヤーのような形状記憶に頼らずフィットさせることができます。
かなり便利なので興味ある方は作ってみてください。実際の型紙も添付いたしますので、チャレンジしてみてくださいね。
型紙(パターン)
必要な材料
・お好きな布 高さ約50cm×幅約90cm
・ゴム紐 19cm×2本
コメント