#8,9 肌ざわりのいい夏の洋服

こんにちは,ヒキノです。(@hikino.yuta)

真夏のような日差しが立ち込め始めましたね。クローゼットの中は春と夏が混在していて、季節感がはっきりしていません。晴れたり、雨降ったり梅雨の季節感といったところでしょうか。

混在したクローゼットですが、よく見ると半袖の数がそんなにありませんでした。これはやばいと思ったので、作ることに。

今回は同じ素材で半袖を2種類作成したのでそのご紹介になります。

動画では作業の様子を公開しています。ぜひご覧ください。

目次

シンプルなドロップとハイブリット

今回はシンプルなドロップショルダーのトップス、ノースリーブとラグランスリーブの2つを掛け合わせたハイブリットな袖付きのトップスの2着です。

気兼ねなく着れる服と実験的な服を作ろうと思ったので、この2着にしました。アトリエにこもって作業することがほとんどなので、気兼ねなく着れるのはものすごく大事な要素。

使用している生地も2つとも同じものを使用しています。

素材

使用している素材は、ウール100%のニット地、ウール68%ナイロン32%の生地の2種類です。あとは綿100%のリブニットくらいですね。

夏なのにウール?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。薄いウールは通気性が良く、風通しのいいところでは問題なく涼しいのです。

油分を含んでいるので、乾燥肌の方にもやさしく非常に優れた生地です。サマーウールとかもありますしね。

質がいいのでチクチクもしません。一般的な綿より上質な肌触りで気持ちがいいです。

デザイン

ドロップショルダー

1つ目はシンプルなドロップショルダー。

前身に三角の切り返しがあり、立体感が出ています。

 

ヨーク部分にウール×ナイロンの生地を使用しています。このウール×ナイロンの生地が抜群にいいのです。触り心地はシャリっとした感じでどこか涼し気。

程よく存在感をあらわしています。普段着としては毎日着れるし、異素材が出す雰囲気がアクセントになっていて気に入ってます。

ハイブリットスリーブトップス

カタカナが多いですが、ノースリーブとラグランスリーブを組み合わせたものになります。

仕組みはいたって単純で、ノースリーブのベースを作り、衿を縫い付ける際にラグラン袖も一緒に縫い付けているだけです。

固定している箇所が少ないので、ノースリーブ、ラグランといつでも自由に使いわけることができます。

ラグランスリーブに手を通し、腕を上げると脇が見えます。衿部分しか固定していないためです。ラグランスリーブを使う場合インナーに明るい色の服を着れば、差し色として見せることができます。チラリと。

そんな少し遊び心のある服ですが、雰囲気が少しレディースっぽいです。そこは少し残念でした。

まとめ

今回は、ドロップショルダーとハイブリットな袖のトップスを作りました。

理論上涼しいウールは風が吹けば涼しく快適です。おまけに油分も含んでいるので、保湿も期待できます。乾燥肌の自分にはうれしい機能。

ですが、 風が吹かなければ暑いだけ。黒い布ということもあり暑さは倍増です。ウールを夏使うのであれば、明るい色の方がいいでしょう。直射日光は地獄です。

ドロップショルダーはシンプルで今季は毎日でも着たいくらいです。ゆったりとしているので、へんなまとわりもなく快適なデザイン。

ハイブリットスリーブはノースリーブとラグランスリーブの2種類楽しめ、雰囲気を変えることができます。風通しが良く思ったほど熱くはないのですが、レディース色が少し強いところが気になりますね。

このデザインはTシャツ型ではなくロングシャツ型にすればもっと見栄えがいいように感じました。男女ともに着てもいいでしょう。次回作る際に生かしたいところですね。

動画もありますので、作業の様子を是非ご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

表現家 ヒキノユウタ 洋裁、3D プリンターなど、ものづくりを通して表現活動。ありそうで無いものやふざけた表現を得意としている。 海外のファッションコンテストでファイナリストに選ばれた経験あり。 長く使えるもの、独特な「何かおかしい」に焦点をあてた作品制作をしている。