こんにちは、ヒキノです。(@hikino.yuta)
今回はNFCを活用したちょっと面白いモノをご紹介します。
増税をきっかけにLINEPay,PayPayなどのキャッシュレスを利用し始めた方もいるのではないでしょうか?
世の中に『〇〇Pay』が多すぎて、どれが良いのかわからず使っていない方もいることでしょう。登録とかめんどくさいですもんね。でも今回は使っている方向けの内容です。
LINEPayとPayPayは慣れるとものすごく便利です。ただ、毎回使っているとふと思ったことはありませんか?
「3タップくらいの動作だけど、めんどくせぇー。」
単純動作ですが、人は慣れるとそんなものです。その解決策を思いつきました。それがNFCタグシール。
目次
NFCって何?

NFCタグシールの前にNFCって何? という方もいらっしゃると思います。かくいう自分も詳しく理解はしていなくて。Suicaみたいなものでしょくらいの認識です。
調べてみたところ『NFC=Near field communication』近場で通信することができるよ。ということだそうです。結局はSuicaみたいなものということですね。
救世主NFCタグシール

NFCタグシールはNFCを起動した端末をかざすと読み込んでくれるシールのことです。Suicaを改札でかざす要領と全く同じ。その際タグシールにデータを書き込まなければいけません。新品のNFCタグシールにかざしても『空です。』みたいな表示しかでませんので。
実物が下の写真になります。サイズは直径22㎜と小さめ。銀色の線が基盤になっていています。こんなに薄くて小さいのに機能するってすごいですよね。

じゃこのシールいったい何ができるか?これが面白い。アプリの起動、webサイトを開く、GoogleMapの起動、電話などなど。かざしただけで起動してくれるのです。
鋭い方はもうおわかりでしょう。PayPay,LINEPayはアプリなので、NFCタグシールに書き込めばかざすだけで起動できる!という仕組みです。
「書き込むって言われても機械音痴なのでわからないよ。」という方でも簡単。専用のアプリをかざして、勝手に書き込んでくれるので簡単にできますよ。
実際に書き込んでみよう

※自分はandroidユーザーなのでandroid視点での説明になります。
まず専用のアプリ「NFCかんたん設定アプリ」をダウンロードします。起動するとTouchが表示されます。

Touchして進み、『オープンタグを作成』を押します。

9つ書き込むことができる種類が表示されるとおもいます。
そこで『アプリ起動』を押します。

書き込みたいアプリを選択します。今回はPayPayを選択。OKを押します。

『以下の内容をタグに書き込みます。…』と表示されます。これで『書き込む』を押せばほぼ完成。

あとはNFCタグシールに端末をかざすだけ!

どうですか?ものすごく簡単なんです。そのままでもいいですし、どこかにNFCタグシールを張り付ければどこでも使うことができます。
書き換えも簡単

なんとこのシール書き換えがものすごく簡単。というか、書き込みと全く同じことをすればいいだけです。上書きするイメージですね。好きなときに好きなアプリに書き換えることができます。ルーティンのように毎日使うアプリや使用頻度の高いアプリにはかなり高い有効的。
実際に使ってみた
実際に使ってみた様子です。接続に成功すると「ブルっ」とバイブレーションします。その後すぐに起動しいつも通りに使うことができます。
何度もタップする必要がないのでだいぶ楽です。
今回はなるべく身近に使いたいのでリング状で使ってみました。3Dプリンターで作成したのでコストは言うほど安くはないですが、プロトタイプとしては面白いと思います。
厚みがありすぎて、海苔巻きにしか見えませんね。
使って見えたメリット・デメリット

ここまで見て結構便利さが伝わったのではないでしょうか?便利な反面試作していて気が付いたデメリットもありますので、メリットと合わせてご紹介いたします。
メリット
・NFCタグシールの値段が安い
・安い割には書き出せる量が意外と多い
・使うと早くて便利
・シール状なのでいろんなところで使える
・よく行うルーティンワークと相性がいい
などなど。早くてテンポがいいので個人的には気に入っています。使い方を工夫すればもっと快適な生活を送ることもかのうでしょう。めんどくさがり屋の自分にはものすごくありがたいです。
デメリット
・シールを貼ったらはがしづらい
・※金属があると反応しない
・おサイフケータイ機能がないと使えない
・日本はiPhoneが7割シェアなので利用できる人が今は少ないかも
・アプリは立ち上げることしかできないのでサブスクの音楽アプリは自動再生されない
※シールを貼った先が金属、近くに金属があると反応しない場合がありました。電気の流れが関係しているのかも知れません。
iPhone10,10S,11,11proはNFC利用できます。XRはNFC搭載されていないので使うことができません。androidはNFCが搭載されているものが多いので使えることが多いです。
まとめ
電子決済を毎日使う方は、アプリの起動に煩わしさを感じてきているのではないでしょうか。
今回は利用しやすいようにプロトタイプのアクセサリーを3Dプリンターで作成しました。NFCタグはシール状なので作らなくとも既製品のブローチやアクセサリーに貼ることで手軽に使うことができます。
「朝起きたら、夜寝る前、帰宅したら音楽・ラジオを起動する」というようにルーティンワークがある方にはだいぶオススメ。ちょっとしたことですがテンポ良く行動できるので楽しくなりますよ。
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