
今回は3Dプリンターを使ってヘンテコなポケットを作りました。
どんなポケットかというと 「ポケットティッシュケースのポケット」です。
ポケットティッシュを入れるためだけのポケットです。くだらないですよね。おそらくあなたの想像以上にふざけた作品になっています。
それでは簡単に説明していきます。
3Dプリンターとは

3Dプリンターとは3Dデータを出力することができる機械のこと。3DデータはCADというソフトを利用して作成していきます。今回は「Fusion360」という無料ソフトを使って作成しています。技術書も出ているので勉強しやすいから選びました。
なれるまで大変ですが、使いこなせるようになると劇的に楽しくなります。
作りたい放題ですからね。
以前3Dプリンターについて書いたので良ければチェックしてみてください。
今回作ったもの

服につけるポケットを3Dプリンターで作りました。鼻の形をしたポケットなので通称『鼻ポケ』です。雑貨屋にありそうな感じになりました。
せっかく作るのなら ほかには無いモノがいいと思ったので、ポケットティッシュ専用のポケットにしました。鼻の形をしたティッシュケースはあるかもしれませんが服についてるポケットは無いはずです。

ちゃんとティッシュも取り出したかったので実際に鼻の穴もつけ取り出し口にしました。なかなかチャーミング。気に入っています。
ティッシュは2種類あり 水色(鼻水カラー)と赤(鼻血カラー)を用意しました。ポケットティッシュが 最後の1枚になると鼻血カラーが出てきます。鼻をかみすぎると皮膚が乾燥して血が出てくる時がありませんか?それをイメージしています。鼻炎と花粉症持ちなので僕はひどい時なりますね。
なぜ3Dプリンターで作ったのか

3Dプリンターを使って服に落とし込めるもの、かつ 布では表現しづらいものを作りたかったからです。
3Dプリンターで服を作ることは実際に可能ですが、普段着るにはまだコスト面素材面が現実的ではありません。そのため、市場に出回ることはあまりないです。部分的に3Dプリントすることで、表現としても楽しめるだけでなく日常的に使うことも可能。シュールな表現と普段着が交わることでなんともいえないものになります。そこが面白いところですよ。
ふざけたものが作りたいときに作れるのは最高ですね。僕みたいにものづくりが好きな人にはもってこいです。
まとめ

3Dプリンターは出力方式、素材の種類がいくつかあるので独創的なものが作りやすいです。最初はなれないと難しいですが扱えるようになるとものすごく表現の幅が広がります。また、クリエイターではなくても部品や本立てなど細かいアイテムを気軽に作ることができる利便性。これはかなりのメリットになります。
・好きなものを作ることができる。
・3DCADの能力次第で緻密な作品が作ることが可能。
・デザイン能力は必要ない。
今回は積層方式(ノズルから溶けた素材を積み重ねるようにプリントしていくタイプ)で作ったため表面には積み重なった層の模様が出ています。気になるほどではありません。また最初鼻ポケを作ったときに層の厚みが薄すぎたためすぐに壊れてしまいました。積層タイプはなるべく層に厚みを持たせたほうがいいです。2㎜以上は欲しいところですね。
・積層方式なので段々模様が出る。
・プリントする物の厚みを最低2㎜以上は必要。
3Dプリンターを使っての表現はこれが初めてになりますがもう少しCADの操作を 学べばもっと緻密なものが作れると確信しました。表現の幅が広がるので今後が楽しみです。
今回はプラスチックみたいに硬い素材ですが、シリコンみたいな柔軟性とハリがある素材だと服にもう少し馴染みそうですね。洗濯はできないのでやはりアウターが向いてそう。
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