知らない人が多い!【ボタンホールをキレイに作る方法】

こんにちは。ヒキノです。(@hikino.yuta)

今回は意外と知らない人が多い。手縫いのボタンホールを綺麗に作る方法です。自分も得意ではなかったのですが、ご紹介する方法で縫うようになってから、格段に綺麗に作れるようになりました。

普段はミシンでボタンホールを作っている方、是非チャレンジしてみてください。結構簡単なので。

この記事はボタンホールをキレイに作りたい方に適した記事になります。  今回はコートやジャケットなど重衣料に適したボタンホールです。

目次

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ありがちな失敗

手縫いのボタンホールでありがちな失敗は『不格好なゲジゲジタイプ』ではないでしょうか。

苦手意識のある方は上のように形が崩れ、バランスの悪いボタンホールになってしまうからではないでしょうか。気が付いたらバランス悪くなってるからやる気なくすんですよね。ほんと、ボタンホールって。はぁ、やだやだ。

重要なポイントを押さえれば、意外と怖くない!?

そんな嫌われがちのボタンホールですが、 『道具とポイント』をすれば意外とできてしまいます。縫製初心者の方でもできてしまうから驚き。最初から知りたかった。

上の画像が実際にその道具とポイントを意識して作ったものです。どうですか?最初の画像と比べてみましょう。

明らかにキレイになってますよね。道具とポイントで改善できます。それでは具体的なポイントです。

必要な道具とポイント

道具

まず、必要な道具です。

・太めの糸 (理想は#8くらいの太め)

・お好みの糸 (理想は#20以上のくらいの太め)

・細目のチャコペン

・蝋引き用のろうそく

(・接着芯)

使う糸はなるべく太い糸を使うこと。ここが重要です!『太めの糸 (理想は#8くらいの太め)』この糸を芯糸として利用します。芯になるので太めだと安定して綺麗にできます。#8と記載されている糸を購入するのがおすすめですが、わからないという方はタコ糸を使用といいですよ。(タコ糸も#8に近い太さなので)100円ショップに売ってる確率が高いので入手しやすいです。

『お好みの糸 (理想は#20以上のくらいの太め)』この糸がゲジゲジを形成するメインの糸になります。基本的には布と同系色で選べば間違いないですね。メインの糸も芯糸に近い太さで作ることで綺麗に仕上がります。特にコートやジャケットなどの重衣料は、麻の糸でやるとキレイでかっこいい仕上がりにできおすすめです。

『細目のチャコペン』は縫う位置を正確に知るために必要です。太いチャコでもいいのですが、線を引くときに多少サイズが変わる可能性が高いので細目がおすすめ。

蝋引きをすることで糸が絡まりづらくなるのでやっておきましょう。

最後の『接着芯』ですが、布によって必要な場合があります。繊維が荒い生地や薄い生地には補強の意味で芯を付けた方が無難です。自分は貼った方がやりやすいので、ほとんどの場合貼ります。

ポイント

・ボタンホール幅は上下合わせて0.6~0.8cmが個人的にはおすすめ(趣味思考、生地や流行で変わるので幅は個人の感覚です。)

・等間隔で縫う

好みのサイズが決まったらチャコで描き、ひたすら縫うだけです。

はっきり言うとポイントは道具選びでほぼ決まります。それだけ道具は重要です。では実践していきましょう。

実際にボタンホールを作ってみよう

1、芯を貼った布にチャコで線を引きます。

2、メイン糸約100cm、芯糸約30cmを用意し蝋引きをします。蝋を糸にこすりつけ、アイロンで溶かしてコーティングすれば糸は完成。

3、チャコ線の真ん中をカット。ハトメが好みの方はポンチでくりぬきましょう。

4、芯糸を先に入れ、メイン糸で縫っていきます。

5、下から通して、全部通す前に輪状になっているメイン糸にくぐらせ引っ張ります。わかりづらい方は動画を見てください。

6、5、をひたすら繰り返します。

7、ハトメの輪の部分も輪に沿って5のように縫います。

8、最後の処理は反対側に糸を出し、隠すように糸を通してカット。最初に入れた部分の糸をカットすれば完成。

まとめ

汚くなりがちのボタンホールは道具とポイントを抑えることでキレイに作ることができます。

道具とポイントは特別なものではないので、初心者の方でも簡単に作ることが可能ですよ。行程は8までありますが、実際は5の繰り返しなので理解すればできたも同然。3~5回練習すればあなたもこれでボタンホール職人です。ミシンで作るのもいいですが、是非手縫いのボタンホールも作ってみてください。

最後まで購読ありがとうございました。

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この記事を書いた人

表現家 ヒキノユウタ

洋裁、3D プリンターなど、ものづくりを通して表現活動。ありそうで無いものやふざけた表現を得意としている。
海外のファッションコンテストでファイナリストに選ばれた経験あり。

長く使えるもの、独特な「何かおかしい」に焦点をあてた作品制作をしている。

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